当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
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合掌  南无阿弥陀佛

 
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学び

塔〔とう〕― くらしの佛教語 6月27日

 

三重塔や五重塔、テレビ塔や広告塔、各地で見られる○○タワーなど、日本にはずいぶん塔が建っています。
党はサンスクリット語の「ストゥーパ」から来た語です。ストゥーパは漢字で卒都婆や卒塔婆などと音写され、それが塔婆になり、塔となりました。

ストゥーパとは、古代インドで土まんじゅう型に土を盛り上げて作られた墓のことで、廟とか塚とかと訳されていますが、後には霊地を表すなど、記念物の性格を持つようになりました。中国や日本の寺院でも塔は重要な建築物とされ、シンボルとなっている寺さえあります。
塔の建立は大きな功徳があるとの考えから、死者の追善のため、細長い板に塔の形を切りこみ、墓に立てる板塔婆も出来ました。

塔も板塔婆も、もとは同じだったのですが、今では高くそびえる建物はみな、塔と呼ばれているようです。

(『くらしの仏教語豆辞典』本願寺出版社より)
合掌 南无阿弥陀佛
 

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