当ページでは、良く言われる閑話(むだばなし、雑談)ではなく、
私自身がお寺の住職の一人として、日頃感じたこと、見たもの等…について
感話(感じたままをお話し)させて頂こうと思っております。
ご感想などございましたら、お気軽にお聞かせ頂ければ幸いです。
合掌  南无阿弥陀佛

 
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今晩死ぬかもしれないはかない

私のいのち

学び

親鸞聖人の呼びかけ  2月27日

 

 七高僧のお一人である善導大師は
 人間怱々として衆務をいとなみ、年命の日夜に去ることを覚えず。
 灯の風中にありて滅すること期しがたきがごとし。
(『註釈版聖典』七祖篇 669頁)
とおっしゃっています。人間は毎日忙しく仕事をし、自分の命がなくなってゆくことに気がつかない、ちょうど灯火が風の中でいつ消えるともしれないようなものである、という意味です。

 人の一生はしばしば旅にたとえられます。昔の旅人が、いろいろの苦難にあいながら、ひたすら歩みつづけた孤独な旅、それはまさしく私たちの人生といえるでしょう。 一寸先は闇と言いますが、明日どんなことが起きるか、 全く予想できません。未知の未来に向かってひたすら歩きつづける私、さまざまな悲しみや苦しみに一喜一憂し、時には挫折しそうになることすらあります。
 そのとき、私たちを支えるものは一体なんでしょうか。悲しみ苦しみの人生を、確かな足どりで、一歩一歩あゆみ続けるにはどうすればよいのでしょうか。
  親鸞聖人は90年のご生涯において、阿弥陀如来さまのお救いに遇い、確かな拠り処を見いだし、一歩一歩よろこびのなかに生きつづけられました。
合掌 南无阿弥陀佛
 
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